表(ひょう)とグラフ



表(ひょう)とグラフのプリントです。
算数の授業としては、割とサラッと流されてしまいがちな、表とグラフ。

算数の授業として習得するのは、表にまとめることと、それをグラフにおこすことです。
表とグラフの書き方と読み方ができれば、この単元はクリアとなります。

が、しかし・・・
実はこの単元、結構奥深いです。
表とグラフの本質である、「 分類 と 整理 」

これ、正解が一つじゃないんですね。
もとのデータを、どのように分類するか、どう整理し、回答するか、人それぞれだったりします。
もちろん、聞かれた問いに正確に答えることは重要ですし、最も効率よく相手に伝わる表とグラフの書き方もあるでしょう。

しかし、同じデータでも、分類の仕方を変えてみると、表の中身、グラフの中身も変わります。

・りんご ・みかん ・アメ ・チョコ の数がデータとしてある時、
ある人は「りんご」「みかん」「アメ」「チョコ」の4つに分類するかもしれません。
ある人は「くだもの」と「お菓子」の2つに分類するかもしれません。

両方正解ですね。


プリントとして出せるのは、正解を1つに限定したものが多くなりますが、
この単元は、1つの正解に誘導する問題の出し方は、実はあまり好ましくありません。
できるだけ自由に、分類、思考させるほうに誘導してあげてください。

「りんご」と「みかん」を合わせて、「くだもの」 
出された問題として不正解だったとしても、そう分類したお子さんを、ほめてあげましょう。

そして、違う分類の仕方があることも、教えてあげましょう。


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